しっくいの塗り方
12の秘訣!
- 1. 塗る壁の確認
- 2. 塗る前の養生が大切
- 3. パターンを決めておく
- 4. 壁の種類ごとの準備
- 5. シーラーを塗っておく
- 6. 塗り方のコツ
- 7. コテは大きく大胆に
- 8. 場所別の塗り方
- 9. パターンをつけよう
- 10. 換気と室温管理に注意
- 11. 後かたづけ
- 12. メンテナンス
しっくいの塗り方ポイント.4壁の種類ごとの準備
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ビニールクロス・紙クロス
・布クロス紙クロス・布クロスも基本的にビニールクロスと同じ手順で下地を準備していきます。
[準備する道具]
まずは霧吹きでCHECK!
一戸建て、マンション、店舗など既存建物の内装はほぼビニールクロスです。紙クロス・布クロスとの判断は霧吹きで水をかけてみることで見分けられます。
<水を吸い込まないなら>◉ビニールクロス
上からしっくいを塗ることができます。
<水を吸い込むなら>◉紙クロス・布クロス
クロスを全部はがしてください。
下地の作り方
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①タバコや線香、カビなどで汚れている場合は、中性洗剤やカビ除去剤で清掃する。
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②クロスが貼られている下地がたわんでいないか両手で押して確認する。
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③下地がたわんでいる場合は、15〜20cm間隔でビスを打って躯体に固定する。
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④ビニールクロスの継ぎ目などめくれているところがないか確認する。
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⑤キズやめくれているところがあれば、カッターナイフで切り落とす。
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⑥クロスを切り取った部分や剥げているキズにジョイントテープを貼る。
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⑦ジョイントテープをタッカーで固定する。
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⑧クロスとクロスの継ぎ目もタッカーで固定する。タッカーを打つ間隔は15〜20cm程度。
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⑨タッカーの針が浮いている場合は、ハンマーなどでたたき込んでしっかり下地にクロスを固定。
Point!紙クロス・布クロスが広範囲に剥げている場合
表面のクロスを剥いだ後に霧吹きで水をかけて裏紙をふやかし、カッターや金属ヘラでゆっくり剥ぐ。
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石膏ボード
新築・リフォームで新たに構築する下地はほぼ石膏ボードで、塗り壁にする場合は特殊な貼り方をします。割れにくいしっくい壁にするためには、適切な目地処理と下地づくりが最も重要なので、工務店や大工さんに相談し、下地処理までをプロに行ってもらうことで割れにくく、長持ちする壁になります。
[準備する道具]
◉石膏ボードの貼り方
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①千鳥張り
石膏ボードは、継手(つなぎ目)を揃えずに互い違いに貼る「千鳥張り」にします。継手のラインを揃えないことでボードが伸縮した際の動きを少なくできます。
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②開口部まわり
開口部の延長線上に石膏ボードの継手がくるとズレの原因になるため、石膏ボードを開口部の形状にあわせてカットし、継手が延長線上にこないようにします。
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③二重ばり
石膏ボードは二重張りを推奨します。下に張っている石膏ボードに対して、縦横ともに継手の位置をずらし、接着材を全面に塗り付けてステープル等で固定します。
下地の作り方
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①ビス頭が飛び出ていないか確認。飛び出ている場合はドライバーでねじ込む。
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②パテ材でビス頭を埋める。
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③パテ材でボードの継ぎ目を埋める。
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④余分なパテ材を削り取って段差をなくし、平らにする。
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⑤パテ材を埋めて、すべての段差をなくす。
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⑥継ぎ目にジョイントテープを貼る。
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⑦ジョイントテープをタッカーで固定する。タッカーを打つ間隔は15〜20cm程度。
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⑧タッカーの針が浮いている場合は、ハンマーなどでたたき込んでしっかり固定。
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モルタル・コンクリート
鉄筋コンクリート(RC)造で、打ち放しやクロスをはがした場合に見られます。欠けている部分や、穴があれば埋める必要があります。
[準備する道具]
下地の作り方
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①古い壁の場合は両手で押してみて、壁が浮いたりしていないか強度を確認する。
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②モルタル・コンクリートに付着している汚れ・ホコリ・カビを濡れ布巾で抜き取る。
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③欠けている部分や穴がないか確認する。
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④欠けている部分や穴がある場合は、パテ材を埋め込む。
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⑤余分なパテ材は削り取って段差をなくし、平らにする。
Point!強度チェックで壁が浮いていた場合
壁が浮いたりたわんだりしている場合はヒビや剥離の原因になるため、業者に依頼して下地を作り直す。
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古壁/砂壁・繊維壁・京土壁
築年数が古い家屋に多く使われています。壁についた汚れが原因でアクが出るため、シーラーをしっかり塗ってからしっくいを塗りましょう。劣化の激しい古壁は、しっくいを塗った後に下地の古壁ごと剥離して割れたり、壁が浮いてきたりする場合があります。
[準備する道具]
下地の作り方
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①壁の端のほうに霧吹きで水をかけて下地の状態を確認する。
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②隅のほうなどで壁が剥げて(崩れて)いるところがないか確認する。
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③壁が剥げて(崩れて)いるところがある場合は、金属ヘラなどで取り除く。
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④壁を取り除いたところや穴にパテ材を埋め込む。
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⑤余分なパテ材は削り取って段差をなくし、平らにする。
Point!下地が水に溶けてゲル状になる場合
壁用ボンドで固めるか、霧吹きで水をかけながらふやかして金属ヘラで全て剥がす。
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ベニヤ・コンパネ
下地の大部分は石膏ボードであっても、窓の枠にベニヤが使われていることも多くあります。ベニヤはアクが出やすいので、シーラーをしっかり塗ってからしっくいを塗りましょう。
[準備する道具]
下地の作り方
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①下地を両手で押してみてたわみや浮きがないか確認する。
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②下地がたわむ場合はしっくいが割れやすいので、ビス打ちをして補強する。
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③他の下地とは異なり、継ぎ目を固定する前にシーラーを塗る。
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④一度目のシーラーが乾いたら再度重ねて塗る。シーラーを塗る回数は最低2回、推奨3回。
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⑤シーラーが乾いたら、パテ材でビス頭を埋めるて平らにする。
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⑥ベニヤの全ての継ぎ目にジョイントテープを貼る。
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⑦しっくいを塗っている最中にジョイントテープが剥がれてくるのを防ぐため、ジョイントテープをタッカーで固定する。タッカーを打つ間隔は15〜20cm程度。
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⑧タッカーの針がしっかり刺さりきれていない場合は、ハンマーなどで叩き込む。
Point!美しく仕上げるコツ
ベニヤや木(巾木)は非常にアクが発生しやすいため、しっかりとシーラーを塗ってアクを止めることが下地づくりで最も重要です。美しいしっくい壁に仕上げるためにシーラーは必ず2度以上塗り、厚塗りにしてアク止めを徹底します。
- シーラーを複数回塗っても、ベニヤによって完全にはアクが止まらない場合があります。
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